古いホームページをhttpsにするときの注意点

https化で通信を守るイメージ ホームページ

何年も前に作ったホームページが、今も「http://」のまま動いている。そんな会社のサイトは少なくありません。ブラウザに「保護されていない通信」と表示されるのを見て、https化を考える方も多いでしょう。ここでは、古いサイトをhttpsに切り替えるときに起こりやすいことと、その備え方をまとめます。

そもそもhttpsとは

httpsは、サイトと閲覧者のあいだの通信を暗号化するしくみです。問い合わせフォームに入力された名前や電話番号が、途中で読み取られるのを防ぎます。検索エンジンもhttpsのサイトを推奨しており、今では「あって当たり前」の設定になりました。

手順の流れ

  1. サーバーでSSL証明書を設定する(多くのレンタルサーバーでは無料の証明書を使えます)
  2. https://で表示できることを確認する
  3. サイト内のリンクや画像のアドレスをhttpsに直す
  4. http://で来た人をhttps://へ自動で転送する
  5. Googleの検索ツール(Search Console)などの登録を見直す

よくあるつまずき1:画像が表示されない・鍵マークが出ない

ページはhttpsで開けたのに、アドレスバーの鍵マークに警告が出る。これは、ページの中に「http://」で読み込んでいる画像やファイルが残っているときに起こります。古いサイトでは、本文の中に画像のアドレスが直接書かれていることが多く、一つずつ直す必要があります。WordPressなら、データベースの文字列を一括で置き換える方法もあります。

よくあるつまずき2:転送の設定でページが開かなくなる

httpからhttpsへの転送は、サーバーの設定ファイル(.htaccessなど)に書くのが一般的です。書き方を誤ると、転送がぐるぐる回り続けてページが開かなくなることがあります。設定を変える前に、元のファイルを必ず保存しておきましょう。

よくあるつまずき3:外部サービスのタグが古い

昔貼り付けたアクセス解析のタグや広告のコードが、httpのまま、あるいは提供が終わった古い形式のまま残っていることがあります。https化は、こうした古いタグを棚卸しする良い機会です。使っていないものは外し、必要なものは新しい形式に入れ替えましょう。

WordPressの場合のポイント

WordPressでは、管理画面の「一般設定」にあるサイトのアドレスをhttpsに変える必要があります。ここを変えると一度ログアウトされるので、作業はログイン情報を手元に用意してから行いましょう。プラグインやテーマが古い場合は、先に更新しておくとトラブルを減らせます。

まとめ

https化そのものは難しい作業ではありませんが、古いサイトほど「中に残っているhttp」が多く、確認に手間がかかります。作業前のバックアップ、転送の確認、古いタグの見直し。この3つを押さえておけば、安心して切り替えられます。