地元のお客さまに見つけてもらうためのGoogleビジネスプロフィール入門

地図検索で地元のお店を探すイメージ Web集客

「近くの ○○」とスマートフォンで検索すると、地図と一緒にお店や会社の情報が表示されます。ここに表示されるのが、Googleビジネスプロフィールの情報です。ホームページを持っていなくても登録でき、地元のお客さまに見つけてもらう入口として、とても大きな役割を持っています。

先に結論をお伝えすると、大切なのは「登録すること」よりも「正しい情報を新しく保つこと」です。この記事では、できること、登録の流れ、最初に整える情報、クチコミへの向き合い方、そして毎月の点検の方法までを順に紹介します。

Googleビジネスプロフィールでできること

  • 営業時間・定休日・電話番号・住所を、地図と一緒に表示できる
  • 店内や商品の写真を載せられる
  • お知らせやキャンペーンを投稿できる
  • お客さまのクチコミを見て、返信できる

利用は無料で、Googleアカウントがあれば始められます。

登録から公開までの流れ

おおまかな流れは次のとおりです。画面の表示や手順は変わることがあるため、実際に操作するときはGoogleの公式ヘルプもあわせて確認してください。

  1. 会社用のGoogleアカウントを用意する:担当者個人のアカウントで登録すると、退職や異動のときに管理できなくなることがあります。会社で管理するアカウントを使い、ログイン情報の保管場所も決めておきましょう。
  2. ビジネス名・業種・所在地を入力する:看板や名刺と同じ、実際に使っている名前で登録します。
  3. オーナー確認を行う:そのビジネスの持ち主であることをGoogleに確認してもらう手続きです。確認の方法はビジネスによって異なり、画面に表示される案内に沿って進めます。
  4. 営業時間・写真・説明文を入れる:次の章で紹介する基本情報を整えてから、本格的に運用を始めます。

すでに誰かが登録していた、以前の担当者が作ったまま放置されている、というケースもよくあります。新しく作る前に、まず自社名で検索して、既存のプロフィールがないかを確かめておくと二重登録を防げます。

最初に整えておきたい基本情報

営業時間と臨時休業

いちばん見られるのが営業時間です。北海道では冬の時短営業や、大雪による臨時休業もあります。変更があれば、その日のうちに更新するくらいの気持ちで管理しましょう。「行ったら閉まっていた」はクチコミの低評価にもつながります。

年末年始やお盆、祝日など、ふだんと違う日だけ営業時間を変えたい場合は「特別営業時間」という設定が用意されています(参考:特別営業時間を設定する方法|Google ビジネス プロフィール ヘルプ)。通常の営業時間を書き換えるより、元に戻し忘れる心配が少なくなります。

カテゴリと説明文

業種のカテゴリは、検索で表示されるかどうかに関わります。いちばん近いものをメインに設定しましょう。説明文には、何のお店か、どんな人に来てほしいかを具体的に書きます。

写真

外観、入口、店内、主な商品やサービスの写真があると、初めての人も安心して訪れられます。冬場は駐車場の様子がわかる写真も喜ばれます。

守っておきたい掲載のルール

Googleは、ビジネス情報の書き方についてガイドラインを公開しています(参考:Google に掲載するビジネス情報のガイドライン)。細かな決まりは公式ページで確認していただくとして、小さな会社がつまずきやすいのは次の点です。

  • ビジネス名に宣伝の言葉を足さない:「旭川で一番安い」などのキャッチコピーや地名・キーワードを、実際の名前にない形で付け足すのは避けましょう。
  • 実際の住所・電話番号を使う:お客さまが訪問できない場所の場合は、住所の扱いについてもガイドラインを確認します。
  • ホームページや店頭の表示と一致させる:名前や電話番号の表記が場所によってばらばらだと、お客さまが迷う原因になります。

ルールに合わない情報は、プロフィールの表示が制限される原因にもなります。迷ったときは、飾らずに「事実をそのまま書く」ことを基準にすると安心です。

クチコミとの付き合い方

クチコミには、良いものにも厳しいものにも、ていねいに返信するのが基本です。返信は、書いた人だけでなく、これから来る人も読んでいます。感情的に反論せず、事実を確認したうえで、改善できることを伝えましょう。なお、お客さまにクチコミの見返りとして割引などを約束することは、Googleのポリシーで禁止されています(参考:禁止または制限されているコンテンツ)。

厳しいクチコミへの返信の手順

  1. すぐに返信せず、まず社内で事実関係(日時・担当者・何があったか)を確認する
  2. 来店や利用へのお礼と、不快な思いをさせた点へのおわびを短く書く
  3. 確認できた事実と、これから改善することを具体的に書く
  4. 個別のやり取りが必要な場合は、電話などの連絡先を案内する

返信の方法や、明らかにルールに反するクチコミを報告する方法は、公式ヘルプにまとめられています(参考:ユーザーからのクチコミを管理する)。気に入らないという理由だけで削除はできないため、返信で誠実さを示すことが現実的な対応になります。

ホームページとの組み合わせ

プロフィールにホームページのアドレスを載せておくと、もっと詳しく知りたい人がサイトに来てくれます。逆に、ホームページにも地図や営業時間を載せ、内容が食い違わないようにしておくことが大切です。

プロフィールから訪れる人の多くはスマートフォンを使っています。リンク先のページがスマホで読みやすいかどうかは、自社サイトのスマホ表示、5分でできるセルフチェックで確認できます。ホームページそのものを見直したい場合は、ホームページを作り直す前に確認したい7つのことも参考にしてください。

毎月の点検チェック表

月に一度、次の表の項目を確認するだけでも、情報の古さによる失敗はかなり防げます。

項目確認すること目安
営業時間季節の時短や翌月の休業日が反映されているか月1回+変更時すぐ
特別営業時間祝日・年末年始・お盆の予定を入れたか連休の1か月前
電話番号・住所ホームページや名刺と同じ表記か月1回
写真今の外観・店内・商品と合っているか季節ごと
クチコミ返信していないクチコミが残っていないか週1回
管理者管理できる人が2人以上いるか、退職者が残っていないか半年に1回

よくある失敗

  • 登録した担当者が辞めてしまい、誰もログインできなくなった
  • 移転や電話番号の変更をホームページだけ直して、プロフィールは古いままだった
  • 臨時休業を入れ忘れ、「閉まっていた」というクチコミが付いた
  • クチコミに感情的な返信をしてしまい、かえって印象が悪くなった

どれも、管理する人と点検の日をあらかじめ決めておくことで防げるものばかりです。

まとめ

Googleビジネスプロフィールは、登録して終わりではなく、情報を新しく保つことで力を発揮します。まずは営業時間・写真・説明文の3つを整えるところから始め、慣れてきたら上の点検表を使って、月に一度見直す習慣をつけてみてください。